白金豚(プラチナポーク)とは?プロが認めた産地直送・新鮮な豚肉の魅力

岩手県花巻市の銘柄豚「白金豚(プラチナポーク)」

岩手県花巻市の銘柄豚「白金豚(プラチナポーク)」

白金豚(プラチナポーク)は高源精麦株式会社が生産加工を行う、岩手県花巻市が誇る銘柄豚(ブランド豚)です。

豚肉好きの方なら、レストランやデパートなどで白金豚の名前を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

甘くとろける脂と芳醇な香り、臭みの無いジューシーな肉質と、生産から出荷に至るまで一括管理することによる最高の鮮度はプロの料理人や食通も絶賛するほど。

本記事では、白金豚が各方面のプロから高い評価を受けている理由と、美味しさの秘密、生産者のこだわりや想いを紹介します。

日本の養豚をめぐる現状

ご家庭で最も食べる機会の多いお肉と言えばやっぱり豚肉ですよね。その実感どおり2004年ごろまで日本国内の豚肉の消費量は年々増加の傾向にあります。

最近は豚肉需要の一層の高まりにより輸入量が増加しています。令和4年度(2022年)は、輸入量は増加した一方、巣ごもり需要が一服したことなどから高止って推移しました。

国内生産量は近年増加傾向にあり、自給率(重量ベース)は50%前後で推移しています。

参考:農林水産省畜産畜産局・令和5年6月酪農をめぐる情勢

白金豚(プラチナポーク)のこだわり

白金豚は高源精麦株式会社による様々なこだわりのもとに生産されています。以下に、3つのこだわりポイントを紹介します。

品種のこだわり:3品種の良さを受け継ぐ「LWB」

品種のこだわり:3品種の良さを受け継ぐ「LWB」

一般にはあまり知られていませんが、豚肉用の豚には様々な品種が存在し、味や生産性が大きく異なります。

異なる品種の豚を掛け合わせることによって、それぞれの両親や祖父母が持つ特徴を活かして味や香り、生産性を向上させています。

代表的な豚の品種に以下のようなものが挙げられます。

  • ランドレース(Landrace):デンマーク原産。繁殖力と体力に優れ、背脂肪が薄く、赤肉率が高い
  • デュロック(Duroc):アメリカ原産。脂肪分を含んだジューシーな肉質。繁殖能力が低い
  • 中ヨークシャー(Middle Yorkshire):イギリス原産。成長が早く肉質も優れる中型品種
  • 大ヨークシャー(Large White):イギリス原産。多産で赤身と脂肪の割合が良く、加工用としてよく用いられる
  • バークシャー(Berkshire):イギリス原産。きめが細かくジューシーな肉質。日本でよく知られる「黒豚」はこの品種
  • ハンプシャー(Hampshire):アメリカ原産。脂肪分が少なく赤身量が多い。産子数が少なく生産性に乏しい

白金豚はこのうち、大きくふくよかな「ランドレース」と「大ヨークシャー」の混血種(LW)を母親に持ち、肉質が良く味がしっかり乗った「バークシャー(B)」を父親に持っています。

三種の血統が混じった「LWB」だからこそ、肉質がやわらかく、豊かな旨味と筋繊維がとてもきめ細かく、厚い脂の乗りに仕上がっています。

餌のこだわり:地元産トウモロコシ積極使用、非遺伝子組み換えの餌をベース

餌のこだわり:地元産トウモロコシ積極使用、非遺伝子組み換えの餌をベース

餌は非遺伝子組み換え穀物の安心安全な飼料をベースにしています。

さらに近年では岩手県内の農家さんと協力し飼料用とうもろこしを生産、その子実を取り出した「子実とうもろこし」で豚を育てる取り組みを始めました。

養豚場から出る堆肥を使って穀物を育ててもらい、エサに使う。それから出来たお肉を花巻の観光資源にする取り組みが支持されています。

肉の美味しさの管理だけでなく、持続可能な社会を目指し地元産飼料を積極的に利用しています。

この取り組みは農林水産省東北農政局にも紹介されています。

水のこだわり:陸奥の山々の恵みを受けたミネラル豊かな天然水

水のこだわり:陸奥の山々の恵みを受けたミネラル豊かな天然水

白金豚が育つ岩手県花巻は盆地で、東に北上山地、西に奥羽山脈があります。白金豚の飼育には二つの自然豊かな山々によって育まれた特別な地下水を使用しています。

このこだわりの豚を生産から流通まで一貫管理することで、最高の鮮度で最高の食材をつくることが可能になっています。

業界に先駆けた「レストラン専用」の豚

業界に先駆けた「レストラン専用」の豚

白金豚は1997年、業界に先駆けて飲食店様用の銘柄豚として発足しました。一定の品質を保ち安定的に提供するために、あえて飲食店専用のブランドになっています。

現在でもその姿勢は変わっておらず、スーパーなど一般的な小売店では基本的に手に入れることができません。

白金豚を購入したい方は下記のオンラインショップをご参照ください。

生産、加工、出荷まで一元管理

白金豚はその生産、加工、商品開発、販売、出荷に至るまですべて高源精麦株式会社が一括管理しています。

顧客の声を直接フィードバックできるため徹底的に商品のクオリティを高めることができ、安全・安心も実現することができます。

さらにレストラン向けの販売には注文を受けてから加工を行うなど、最高の鮮度で顧客のもとへ食材を届けています。

まとめ:岩手が誇る最高品質・最高鮮度の豚肉

白金豚(プラチナポーク)は岩手県花巻市が誇る銘柄豚であり、その産地直送と新鮮な豚肉の魅力はプロからも認められています。

この記事では、白金豚の評価が高い理由や美味しさの秘密、生産者のこだわりや想いについて紹介しました。

岩手県が誇る最高品質で最高鮮度の豚肉、白金豚は豚肉好きの方にとっては必見の逸品です。ぜひ一度、その味わいをご堪能ください。

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